ローカルネットワークの作成

重要

  • 複数のサーバーでローカルネットワークを構築できます。

  • ローカルネットワークで接続したサーバー同士で通信するには、サーバー側でネットワーク設定をする必要があります。

注意

コントロールパネル側の設定について

  • サーバーに対する設定方法は 設定 を参照ください

  • ルーターに対する設定方法は スイッチ接続 を参照ください

サーバーログイン後の設定を解説します。
以降はCentOS6 の場合です。

1. 同一ネットワーク内の通信時に必要な設定

重要

事前にコンパネ側でサーバーにスイッチを接続しておく必要があります。

対象のサーバーへのログイン

ネットワークインターフェイスの確認

l0,eth0(,eth1,eth2,eth3,…)が表示されます。

# ip a

注釈

inetの割り当てがないネットワークインターフェースの設定ファイルを編集します。

設定ファイルを編集

設定ファイルを開きます。

# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0

注釈

複数のネットワークに接続するには eth ごとに設定ファイル(eth1 に対しては ifcfg-eth1、eth2 に対しては ifcfg-eth2)を作成します。

以下を記述します。

DEVICE=eth0
IPADDR=192.168.3.11 ←任意のローカルIPアドレス
NETMASK=255.255.255.0 ←任意のネットマスク(例は 192.168.3.0/24 の場合)
NEWWORK=192.168.3.0
BROADCAST=192.168.3.255

ネットワークの再起動

設定ファイルの内容をネットワークインターフェースに反映させます。

# service network restart

ちなみに

正しく設定できていれば、ネットワークインターフェイスのinetへ割り当てをコマンドで確認できます。

疎通確認

設定したIPアドレスに ping を実行します。

# ping 192.168.3.11

ヒント

自分自身への ping に成功したら、同じローカルネットワーク内のサーバー間でも ping をお試しください。

2. 他のローカルネットワークへの通信時に必要な設定

重要

事前にコンパネ側でルーターにスイッチを接続しておく必要があります。

ルーティングテーブルの確認

ルーティングテーブルの一覧が表示されます。

# ip r

注釈

初期状態では同一ネットワークのみ疎通できます。

ルーティングテーブルへの追加

宛先にdefaultを設定します。
コンパネ側でローカルネットワーク内のルーターに割り当てたIPアドレスを、ゲートウェイに設定します。
# ip r add default via 192.168.3.1 dev eth0

注意

宛先ネットワーク側のサーバーも同様に設定する必要があります。